3月の武尊山「川場スキー場から、剣ヶ峰山・沖武尊を散策♪」

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武尊山とは?

 武尊山(ほたかやま)とは、群馬県利根郡みなかみ町、川場村、片品村の境にある標高2,158mの火山。日本百名山、新・花の百名山、群馬百名山の一つ。山名の由来は日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征の故事によるものとされ、北アルプスの穂高岳と区別するため、上州武尊山と呼ばれているそうです。

 難易度的には、雪山登山初級~中級者向けとなります。滑落・凍傷・低体温症のリスクがありますのでご注意下さい。積雪期に登山をする場合には、一般的な雪山登山の装備が必要です。

*悪天候での雪山登山は大変危険です。川場スキー場からの冬季コースは、基本的にはスキー場の営業期間中のみとなっておりますのでご注意下さい。

・アイゼン(クランポン)12本爪
・ピッケル(アックス)推奨(携帯した方が良い)
・ハードシェル必要
・冬山用登山靴推奨
・ワカン(スノーシュー)推奨(降雪直後は必要)

駐車場・アクセス

駐車場:川場スキー場の駐車場を利用。立体駐車場は土日祝日1,000円(駐車枠を予約する場合には+2,000円)、平日・屋外駐車場は無料。また、「道の駅 川場田園プラザ」P4駐車場から無料のシャトルバスが利用できます。運行期間は、川場スキー場のホームページをご覧下さい(アクセス→お車の方)。

アクセス:マイカーでのアクセスは、Googleマップ大先生に聞いて下さい。川場スキー場は公共交通機関でのアクセスが良い方で、無料のシャトルバスやツアーがあります。詳しくは、川場スキー場のホームページをご覧下さい。

注意:このコースは、基本的に川場スキー場が営業期間中のみのルートです。リフト2本「桜川エクスプレス(B)、クリスタルエクスプレス(D)」を乗り継ぎ、ゲレンデトップから登ります。ゲレンデ内の歩行は出来ませんのでご注意下さい。リフト乗車(往復2,000円)には、川場スキー場専用の登山届けの提出と、「ココへリ」端末の装着(有料レンタル1,100円)が義務化されています。

ココヘリ:https://www.cocoheli.com/
川場スキー場:https://www.kawaba.co.jp/snow/

今回のコース

川場スキー場ゲレンデトップ 標高1,838m
↓ 40分  ↑30分
剣ヶ峰山 標高2,020m
↓80分  ↑70分
武尊山(沖穂高) 標高2,158m

参考コースタイム: 3時間40分  距離:5.0km
(ロガー測定値:3時間47分・5.0km)

*川場スキー場からの冬ルートはコースタイムが不明ですが、普通に歩くと往復3時間30分位だと思われます。雪の状態によって、時間や難易度は変わりますのでご注意下さい。

川場スキー場から冬の武尊山に登ってみた♪

 2022年3月上旬、積雪期の武尊山に登るため「川場スキー場」を目指した。当日は雪が無かったものの、そこそこの峠道が続く。冬季はスタッドレスタイヤが必須だろう。雪上運転が心配な人は、「道の駅 川場田園プラザ」P4駐車場から出ている、無料のシャトルバスを利用すると良い。


「川場スキー場の立体駐車場」

 駐車場は立体駐車場と屋外駐車場があり、平日はどちらも無料となっていた。なお、土日祝日や年末年始の立体駐車場利用料は1,000円となっている。土日祝日は駐車場の予約が出来るらしいけど、料金は+2,000円だそうだ。


「登山窓口に申請用紙があります」

 駐車場に車を入れ、散策の準備を調えたら、7階にあるチケットカウンターへ。大きめのスキー場なので、レストランやスポーツ用品店等もあり、ちょっとした忘れ物なら問題無いと思う。


「登山届の見本」

 今回のルートを散策するには、指定の登山届提出と「ココヘリ」端末の装着が義務化されている。ココヘリ会員以外の方は、登山窓口に置いてある指定の用紙(ココヘリのサイトで事前予約が出来ます)に記入後、1,100円でレンタルするしかない。なお、登山届は川場スキー場のホームページで印刷することが出来る(アクティビティー→雪山登山→登山届)。

ココヘリ:https://www.cocoheli.com/
川場スキー場:https://www.kawaba.co.jp/snow/

「ICカードリフト券とココヘリ端末」

 登山届とココヘリレンタル用紙を提出して会計を済ませる。リフト代が往復で2,000円、ココヘリ端末レンタル代が1,100円、ICカードリフト券の保証金が500円で、合計3,600円だ。ICカードリフト券の保証金500円は、リフト券返却時に戻ってくるけど、なかなか良いお値段だと思う。


「牛乳石鹸と書かれた方に乗ります」

 登山口があるゲレンデトップに行くには、「桜川エクスプレス(B)」と、「クリスタルエクスプレス(D)」と言う2本のリフトに乗る必要がある。まずは、左側の牛乳石鹸と書かれた看板がある、桜川エクスプレス(B)のリフトに乗る。

 なお、ICカードリフト券はポケットに入れておけば良いはずなのだけど、前の人達がセンサーにタッチしていたので私もそうした。たぶん、タッチしなくてもゲートは開くと思う(帰りは専用の端末でスキャンされます)。

*アイゼンを装着してリフトに乗車することは出来ません。また、ザックは下ろして隣の座席に置きます。

「左側がクリスタルエクスプレス(D)です」

 桜川エクスプレス(B)リフトの終点からは、少し歩いてクリスタルエクスプレス(D)と言うリフトに乗る。眼下を楽しそうに滑っているボーダーさん達を見ていると、またスノーボードがやりたくなった。今も滑れるかわからないけど……。


「竹竿で仕切られた中で準備します」

 山頂駅に着いたら、リフトを降りて登山口に向かう。ゲレンデの端に竹竿で仕切られたエリアが有り、係員の方に準備はそこでするように言われた。


「最初から急登です」

 今回は12本爪アイゼンとピッケルを装備してゲレンデトップを出発。ストックでも問題無いらしいけど、たまには使用しないと使い方を忘れるからだ。ただ、実際に登ってみると急登が思ったよりも多く、ピッケルで通しても良いのかなと思った。

*使わない場合でも、ピッケルは携帯しておいた方が良いです。

「剣ヶ峰山」

 目の前にあった岸壁を樹林帯から巻くように登って行く。危険性は低いけど、最初から急登だ。そこを登り切ると開けた雪原となり、目の前に剣ヶ峰山がドンっと聳え立っている。近くまで行くと、その斜面には深いクラックが入っていた。ルートを外れないように注意した方が良いと思う。


「短いけど急な斜面です」

 剣ヶ峰山の斜面を登り切ると痩せた尾根になる。十分な広さがあるものの、滑落すると致命傷になるかもしれない。そして、その突き当たりには、短いが急な斜面があった。今回は階段状にトレースが出来ていたので簡単だったけど、雪の状態によって難易度は変わるはず。念のため、ピッケルを持って行った方が良いと思う。


「帰りに撮影」

 剣ヶ峰山の急な斜面を下ると、後は比較的なだらかなアップダウンが続く道となる。好天であれば、雪庇を踏み抜かないように気を付ければ特に問題は無いだろう。


「稜線散歩」

 当日は少し風がある程度の条件だったため、最高の稜線散歩が楽しめた。過ぎ行く冬の気配を感じながら、のんびりと歩いていくと山頂が近づいてきた。


「エビの尻尾が凄い」

 山頂までのルートは、積雪期は通常の登山道ではなく、手小屋沢避難小屋方面から続く尾根に登る冬ルートを行く。大抵はトレースがあると思われるので心配無用だと思うけど、心配な人は適当なGPXファイルをダウンロードしておくと良いかもしれない。

*好天予報の土日祝日は心配する必要は無いと思います。厳冬期でも多くの登山者が入山して、稜線上に列をなすらしいので……。ただし、天候が荒れた時は、かなり危険なタイプの山だと思いますのでご注意下さい。

「谷川岳馬蹄形方面」

 最後の急登を頑張れば、間もなく武尊山(沖武尊)の山頂だ。ココは周囲に遮る山が無いため、360度の大展望が楽しめる。群馬県の雪山では、谷川岳と人気を二分するような感じだけど、この絶景なら納得できる……そんな景色だった。


「歩いてきた道を戻ります」

 絶景を堪能した後は、元来た道を忠実に戻る。途中で、日本武尊の銅像を見忘れたことに気がついたけど、まあ良いだろう。全行程5km・3時間47分の短いけど素晴らしい雪山散策であった。

動画「5分で冬の武尊山」

・暇な人はどうぞ(音注意)。なお、テロップはyoutubeの字幕機能を使用しています。表示する場合には、字幕(C)をONにしてご覧下さい(1080P推奨)。テロップの文字サイズや仕様は、字幕のオプションで変更出来ます。

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関連サイト

ココヘリ:https://www.cocoheli.com/
川場スキー場:https://www.kawaba.co.jp/snow/

まとめ

 コロナ禍で延期し続けていた武尊山に登ってきました。すでに残雪期の気配が漂ってましたが、素晴らしい雪山散策でしたね。

 川場スキー場からのコースは雪山初心者向けとされることが多いのですが、斜度が急な危険箇所があるため、ガチな初心者向けではないような気がします。雪山登山が初めての方は、北横岳や蓼科山等に登って、12本爪アイゼンで歩く練習をしてからの方が良いと思いますよ。

 なお、どこの山もそうですが、天候が荒れた場合、遮るものの無い稜線上は危険ですのでご注意下さい。厳冬期は気象条件が厳しいため、2月下旬から3月中旬の好天を狙って行くと楽しめそうです。

*厳冬期は、軽アイゼンやチェーンスパイクでの登頂は控えましょう。条件が良ければ登れると思いますが、下りられなくなったり、周りに迷惑を掛ける可能性が高いです。

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