荒船山とは?
荒船山(あらふねやま)は、群馬県と長野県の県境付近にある、標高1423mの山。日本二百名山・関東百名山・群馬百名山・信州百名山の一つ。その独特の山容からか、西上州の航空母艦とも呼ばれています。
駐車場
駐車場:内山峠の駐車場(荒船山駐車場)を利用。
アクセス:マイカーでのアクセスは、Googleマップ大先生に聞いて下さい。バスの運行は無いと思います。
今回のコース
内山峠駐車場 標高1,066m(簡易トイレ)
↓ 65分 ↑ 52分
鋏岩修験道場跡 標高1,206m
↓ 58分 ↑ 52分
艫岩展望台 標高1,907m
標準コースタイム
3時間45分 距離:5.6km
ロガー測定値:2時間30分・5.9km
艫岩展望台まで散策♪
2024年5月下旬、時間があったので荒船山に行ってみた。すでに何度か登っている山なんだけど、あまりハードじゃないので疲れている時には良いのだ。
群馬県側から国道254を内山峠に向けて車で登って行くと、途中で荒船山の艫岩が見える場所がある。見るからに断崖絶壁で、誤って落ちると高確率で星になってしまう。まあ、普通の精神状態の人は落ちないと思うけど……。
その艫岩の上に立てる登山口は複数あるが、今回はスタンダードな内山峠から登るルートを選択。適当に準備を整えて、10時半位から登り始めた。
内山峠からのルートは急な登りが少なく、基本的にはフラットな登山道が続く。道を外れない限り危険性は低いものの、路肩が不安定な場所もあるので注意は必要だと思う。
テクテクと歩いて行くと、1時間ほどで鋏岩修験道場跡と言う、岸壁が岩屋状に抉れている場所に着く。その昔、荒船山で修行する人のための道場があった場所らしい。簡単に見学してから先に進んだ。
時期的にツツジ類は終了しており、花は特になかったものの、風が抜ける気持ちの良い道だ。高低差もほとんど無いから疲労も少ない。
そんな道をしばらく進むと、やがて艫岩に連なる絶壁が見えてくる。この岩の先に目的の艫岩展望台があるわけだが、もちろん岩壁を登るわけではない(登る人もいるけど)。ちゃんと迂回する登山道がある。
ただし、今までと違って岩場が多くなり、濡れていると滑りやすいので要注意だ。滅多に死にはしないと思うけど、スリップして転落するとレスキュー案件になるかもしれない。雨の後は避けたほうが良いと思う。
若かりし頃と違って、この程度の岩場でも怖いなと思いつつ、慎重に登って台地の上に立つ。この先は平らで、岩壁の縁以外に危険は……熊以外に無いと思う。
山頂の休憩所を左に進むと艫岩展望台に着く。本当の山頂である経塚山は、ここから往復で1時間程度だけど、特に見どころは無いと思う。
この展望台は、某クレヨンの人が転落死したことで有名になってしまった場所である。パッと見は危険性が無いように思えるものの、縁がなだらかに傾斜していて、少し躓いただけでゲームオーバーになる恐ろしい場所だ。どうしても下を撮影したい場合には、長い自撮り棒を使うようにしたい。
そんな場所なので、開けている北側方面の展望は抜群に良い。本来の山頂が残念な感じなので、展望を楽しめるのはここだけだ。
少し離れた場所から眼下の国道254を眺めていたら、車のヘッドライトが点灯したままのような気がしてきたため、急いで元来た道を戻ったのだった(問題なかったけど)。
散策の後は、車で神津牧場のソフトクリームを食べに行く。佐久平PA(上り)とかでも食べられるけど、牧場で食べたほうが何となく美味しい気がする。
付近には、世界遺産の富岡製糸場に関係する荒船風穴と言う場所(レベルの高い人しか楽しめないと思うけど)があるので、暇だったら見るのも良いかもしれない。2時間30分・5.9kmのゆるい散策だった。
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まとめ
船のような形が特徴的な人気の山ですね。休日は駐車場が埋まることもあると思います。最後の岩場以外に危険な場所はありませんが、慎重にお楽しみくださいませ。
もう行った(行ってみたい)……と言う人は↓