冬の北八ヶ岳「縞枯山・茶臼山・麦草峠・白駒池を散策♪」

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北八ヶ岳とは?

 長野県にある八ヶ岳連峰の北側を指して呼ばれる山塊。南側に比べて穏やかな地形が多いことで知られている。白駒池は大人気の観光地だが、冬は麦草峠に至る国道299号線が冬季通行止めになるため、歩かないと行くことが出来ない。

1月の白駒池に行ってみた♪

「坪庭」

 2019年1月4日、佐久から長野県道40号線を通って北八ヶ岳ロープウェイ乗り場を目指して車を走らせる。今年からFFになったので雪道が心配だったが、路面の凍結は部分的にある位で問題は無かった。

 途中、日本百名山「蓼科山」の登山口の一つである「すずらん峠」を通過したら、去年(2018年1月4日)と同様に駐車場が満車だった。皆さん好きだね〜と思いつつ、午前8時過ぎに北八ヶ岳ロープウェイ(ピラタス蓼科スノーリゾート)の駐車場に到着。


「駐車場から見た北横岳」

 ロープウェイの始発は午前9時だが、既に準備をしている方達が沢山居た。観察してみたところ、スキー・スノボーよりも登山の方達の方が多いようだ。朝食を食べたあとで散策の準備をして、8時40分位にチケット売り場へ。


「割引無しだと往復1900円です」

 ロープウェイの往復チケットは通常1900円だが、モンベル会員カード、又はJAF会員証を提示すると200円割引になる。以前は北八ヶ岳ロープウェイのホームページに割引券があったのだが、無くなったようだ。  


 

「ロープウェイのゴンドラ」

 去年と同様に始発に乗る方達の列に並び、無事に午前9時の始発に乗ることが出来た。ロープウェイの営業は大変なんだと思うが、始発を8時にして頂けると、行動範囲が広がって有り難いなと思いながら、しばしの間、空中散策を楽しんで山頂駅に到着。

 今日は斜度の緩いルートが中心なので、アイゼンはチェーンスパイクを選択。このエリアは降雪直後でない限り、トレースが期待できるので問題無いだろう。


「縞枯山荘前」  

 縞枯山と茶臼山を経由して白駒池に行く予定なので、坪庭はパスして直接、縞枯山荘方面へと進んだ。去年よりも積雪は少ないが、地面は出ておらず快適に歩けた。


「縞枯山登山口」

 縞枯山登山口から山頂へは樹林帯の一本道で、天気が良ければまず迷わない。標高差も大したことが無いので、初心者でも安心出来るやさしいルートである。


「縞枯山展望台」

 樹林帯の中を歩くこと25分で縞枯山山頂の道標に到着。山頂自体は展望が無いため、少し歩いた場所にある展望台に移動。この日は雲一つない快晴だったので、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス等の名立たる山々を一望することが出来た。


「縞枯山から南八ヶ岳方面」

 南八ヶ岳方面を見ると、これから行く茶臼山の向うに、麦草峠を通る国道299号線と、氷結した白駒池を見ることが出来た。

 なお、ロープウェイの営業時間があまり長くないので、出発時間や登山道のコンディションによっては、白駒池まで行くと下りのロープウェイに間に合わない可能性がある。コースタイムをオーバーしがちな人は、山行計画を慎重に煉る必要があるだろう。


「北横岳方面と北アルプス」  

 絶景を堪能した後は、茶臼山方面に向けて一旦、山を下って行く。やや風があるが、樹林帯なので気にならないし、気温も−8℃位だったので散策には丁度良い。


「五辻・ロープウェイ方面と茶臼山方面の分岐」

 登山道を下って行くと、五辻・ロープウェイ方面と茶臼山方面の分岐に辿り着いた。以前はここを五辻・ロープウェイ方面に向かって進んだが、今回は茶臼山方面に進んだ。


「茶臼山の展望台」  

 茶臼山への斜面を登り返して、縞枯山の展望台から茶臼山山頂には25分程で到着。茶臼山も縞枯山と同様に樹林帯がメインで展望が無いため、すぐ近くの展望台に向かう。


「日本アルプスの展望は抜群です」

 景色自体は縞枯山と大差は無いのだが、こちらの方が若干の高度感があって眺めが良く感じた。難易度は低いが、タイミングによっては周辺の雪山と比べても展望に大差は無いと思うので、危険な雪山登山はやりたくないと思っている人でもおススメ出来るスポットである。


「中小場(2,232m)」

 一通り景色を眺めてから、白駒池を目指して茶臼山を麦草峠方面に下る。若干、チェーンスパイクだとグリップ不足な場所も少しあるが、このルートに危険個所は特にない。


「麦草ヒュッテ前。国道299号線は冬季通行止め」  

 しっかりと踏み固められた雪の登山道をひたすら下って、茶臼山から麦草ヒュッテまでは40分程で到着。麦草ヒュッテは年中無休らしいが、近くに寄らなかったので営業していたのかはわからなかった。


「麦草ヒュッテ」  

 麦草ヒュッテの敷地内で山専ボトルのお湯でカップラーメンを作って休憩。この時点で午前11時50分位だったので、予定通り白駒池に行くことにした。

 麦草ヒュッテから白駒池への散策道は完全に踏まれていて快適だったが、自分が一番最初だと苦労しそう。まあ、降雪直後以外は完全にトレースが消えることは無いのかもしれないけど……。


「どちらからでも白駒池には行ける」

 そんなことを考えながら雪を踏みしめて樹林帯に伸びる散策道を進んで行くと、25分程で白駒荘と青苔荘の分岐に到着。どちらに行っても白駒池に辿り着くらしいので、この時は白駒荘方面に進んだ。


「結氷した白駒池」  

 白駒池は多くの人が訪れる観光地であるが、冬の平日はほとんど人が居ない。雪原が広がっているだけだし、歩いて来ないといけないから当然だろう。ただ、土日祝日はそれなりに人が来るらしく、白駒荘の宿泊予約はかなり埋まっているらしい。


「白駒荘」

 物好きな人もいるものだと思いつつ、湖畔に伸びる木道を通って青苔荘方面に進む。湖畔の木道は鹿しか歩いておらず、踏み跡が無いので少し大変だった。


「青苔荘」  

 青苔荘からは国道299号線に出て、道路を歩いて麦草ヒュッテ前まで戻る。ここの道路は、夏は白駒池観光の車で大渋滞しているが、冬季通行止め中の今は山小屋関係者の雪上車しかいない。


「無雪期渋滞スポット」  

 静かな道路を歩きながら、麦草峠の標識まで歩く。この時は大した積雪では無かったので必要無かったが、大雪の後などはスノーシューがあると楽しいのかもしれない。


「麦草峠最高点」

 ゆるい雪山散策用に、来期はスノーシューを仕入れようと思いつつ、麦草ヒュッテ前まで歩いて、そこから茶臼山方面の大石峠まで戻る。


「大石峠分岐」  

 大石峠からオトギリ平を経由して出逢いの辻を目指して歩くルートは、定期的にリボンが付いてはいるが、深い樹林帯を通るので降雪直後だと道が分からなくなりそうだった。やはり、冬山散策にはスマホの登山地図アプリは必須かもしれない。

*電波が無くても使える、スマホのGPS地図アプリと予備バッテリーは絶対に必要です。


「出逢いの辻にある看板」

 出逢いの辻からは広めの登山道が続く。雪が多くなると赤いフラッグが立てられるらしく、所々に準備がしてあった。人気ルートなので、降雪直後を除けば踏み跡が無いと言うことは無さそう。


「五辻付近にある東屋」  

 五辻からは以前も通ったルートだが、超悪天候時以外は迷うような所は無いだろうと思う。せっせと歩いてロープウェイの山頂駅を目指した。


「雪が深くなるとフラッグが立てられる」

 久しぶりの散策で痛くなった足を引きずりつつ、何とかロープウェイの山頂駅に到着。全行程12.9km・5時間22分4秒の雪山散策だった。

冬の北八ヶ岳を散策した感想

 車で安全に現地に到達出来て、ゆるく歩けるルートとして、北八ヶ岳の縞枯山〜白駒池を散策して来ました。当日は天気が良く、最高の眺めが堪能できましたよ。

 このエリアは人が沢山歩いており、しっかりとトレースが出来ていることが多いので、よほどの荒天に行かない限り安心出来るルートかなと思います。ただ、想定外の事態もありますので、無理をせず安全第一で楽しんで下さいませ。

今回のコース

山頂駅 標高2,238m(トイレ・ロープウェイ)
↓ 60分
縞枯山 標高2,403m
↓ 35分
茶臼山 標高2,384m
↓ 35分
大石峠 標高2,156m
↓ 10分
麦草ヒュッテ 標高2,120m(山小屋)
↓ 34分
白駒池 2,115m(山小屋)
↓ 54分
大石峠 2,156m
↓ 45分
五辻 標高2,248m
↓ 40分(推定値)
山頂駅 標高2,238m(トイレ・ロープウェイ)

標準コースタイム 5時間13分 距離:12.3km
(ロガー測定値:5時間22分4秒・12.9km)

*天候、雪のコンディションにより、時間はかなり変動します。十分にご注意ください。

撮影日時:2019年1月4日

駐車場(北八ヶ岳ロープウェイ駐車場を利用)