秋の白砂山と八間山「野反湖から紅葉の稜線を散策♪」

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白砂山とは?

 白砂山(しらすなやま)は、群馬県・長野県・新潟県の3県の境に位置している、標高2,139.7mの山。日本二百名山、群馬百名山、信州百名山の一つ。この山を源頭として群馬県側に流れる、白砂川が山名の由来である……らしい。

10月初旬の白砂山に登ってみた♪

「白砂山へと続く稜線」

 2019年10月1日、群馬県吾妻郡草津町にある野反湖を目指して車を走らせた。野反湖は、そこそこ有名な観光地。道路は完全舗装となっており、車の運転に不安は無い。

*バス等の公共交通機関を使う場合、本数が少なく、登山をするには時刻表も良くないです。普通の体力でバス利用の人は、キャンプ場や宿泊施設を利用しないと駄目ですね。なお、コンビニは六合方面に入ると存在しません。


「白砂山登山口」

 白砂山の登山口は、野反湖のダムに近い、野反湖展望台兼案内所の駐車場にある。今回はここに車を止め、山頂を目指すことにした。


「野反湖展望台兼案内所 」

 登山届はトイレがある建物(写真の右側にある建物)の中にある。トイレは早朝でも開いていたので、登山届はしっかりと出しておこう。

*野反湖展望台兼案内所には、売店(食堂)と自動販売機があります。ちなみに、自動販売機は定価でしたよ。


「笹は刈られていた」

 散策の準備を整え、午前6時40分頃から登り始める。出だしは笹が刈られた木段を行く道。何となく、このままこんな感じの道なんだろうと思い込んでいたが、すぐに林間の登山道になった。


「登山道は基本、こんな感じです」

 割合の違いはあれど、白砂山登山口からは基本、ダケカンバ、ブナ、シラビソなどの雑木の森を行く登山道だ。それが堂岩山まで続くことになる。


「渡渉点」

 登山口から十分少々で、ハンノキ沢の渡渉点に差し掛かった。水深のある場所には木の橋が架かっているが、少し斜めになっている。橋に乗る前に靴の裏が濡れる仕様になっているため、滑らない様に気を付けて渡ろう。


「危険箇所にはロープが掛かっていた」

 渡渉点から数分でロープの掛かった斜面に差し掛かる。土の斜面が滑り易そうなので慎重に進んだ。なお、今回のルートには、先程の橋と、このロープの掛かった斜面より危険な場所はほとんど存在しない。


「切明温泉方面との分岐」

 登山口から、ゆっくり歩くこと45分で切明温泉方面との分岐に到着。もちろん、向かうのは白砂山方面だ。この分岐以降、堂岩山まで分岐は無い。明瞭な一本道の登山道をひたすら登るだけである。


「シラビソ尾根」

 シラビソ尾根付近まで登ると、展望が少し良くなる。この辺りの登山道は明るく、陰鬱な感じは無い。ここまでは斜度も大してないので楽なものだった。


「水場」

 スタートから2時間弱で水場*がある場所に着く。水場までは往復で10分ほど掛かるらしく調査はしていないが、斜面の下から沢の音がしていた。あくまで個人的な考えだが、水は事前に十分な量を持ち、水場は期待しない方が良いと思う。

*ここが最終水場になります。これ以降、水場はありません。


「堂岩山」

 水場付近から少し斜度が出てくるが、それほど厳しい登りではない。30分ほど登って行くと堂岩山に着いた。この山頂からの展望はそれほど良くないが、少し下ると大展望が広がる。


「ようやく白砂山が見えた」

 その展望は素晴らしいの一言だ。白砂山まで伸びる尾根と、山肌を彩る紅葉した木々に気分は高揚する。まさに、最高の景色だった。

*これ以降、カメラの設定をミスったため、写真が黄色っぽいです。


「稜線の紅葉が綺麗でした」

 堂岩山から下って行くと、すぐに八間山方面との分岐に着く。 帰りはここを八間山方面へと進む予定だが、今は当然、白砂山の山頂方面へ。

 ここからは、アップダウンのある狭い尾根道を山頂までひたすら歩いて行く。最高の景色の中を行く道だ。気分が良いので特に疲れは感じなかった。


「猟師の頭」

 猟師の頭、金沢レリーフと言う二つのピークを越えると、白砂山への最後の登りとなる。ここまでの区間、道は狭いが、危険な所や迷うような場所はほぼ無かった。ただ、稜線上には岩場やザレた滑りやすい所もあったので、油断しない様に注意は必要だと思う。


「白砂山山頂」

 その後もひたすら登り、山頂には午前10時40分頃に到着。駐車場から、およそ4時間の行程だった。登山口と山頂の標高差は610mと大したことは無いのだが、山頂手前でアップダウンがあるので思ったよりも疲れる。


「リフィルですが……」

 山頂には誰もいなかったので、お湯を沸かしてラーメンを食べながら大休憩。山頂からは全方位が見渡せるが、群馬県側の展望が特に良く、しばらく景色を眺めて過ごした。


「この先は上級者向けです」

 白砂山の山頂からは、さらに登山道が伸びていた。以前は野反湖方面から登るしかなかったのだが、最近は群馬県稜線トレイルとして整備され、三国峠方面からも登れるようになったのだ。

 ただし、距離が長く、水場が無かったりするため、私のような一般人には敷居が高いかもしれない。


「来た道を戻ります」

 休憩後は、八間山との分岐まで来た道を戻る。行きはそれほど気にならなかったが、戻る時は一旦、下ってからの登り返しがキツかった。


「八間山分岐」

 この日は秋の山とは思えないほど暑かったためか、調理用と合わせて1.7ℓ持って来た飲料水の残量が少し気になった。八間山方面には水場もエスケープルートも無いため、体力や水の消耗状態によっては、来た道を戻った方が良いと思う。


 

「笹が刈られた登山道」

 折角なので八間山方面へ進むと、笹が刈られた登山道が延々と続いていた。凄い労力だと思うし、有り難いことなのだが、刈られた笹が滑って結構、危ない。一回、尻もちを着いてしまった。


「少し不明瞭な所も……」

 分岐から45分程歩くと、登山道に倒木があったりして、少し不明瞭な所があった。しかし、周辺にはきちんとピンクテープが付いていたので、迷ったら周囲を確認すれば大丈夫だと思う。


「ニセピークが多い」

 八間山の稜線も、白砂山の稜線と同じく、アップダウンが多い。細かい登り返しが多いので、ちょっと嫌になった。水も尽きて来て、少し心配になったところで、やっとのことで山頂に到着。


「八間山山頂」

 休憩ばかり取っていたのもあって、白砂山山頂から3時間も掛かってしまった。この稜線は風が無いとかなり暑いので、夏はシンドイかもしれない。さて、下山を開始しよう。


「山頂直下からは野反湖も見える」

 山頂直下からは野反湖なども見えるが、以降は特に展望の無い樹林帯を行く登山道になる。しばらくは段差が多く、土や木の根が滑りやすい登山道が続くので、ゆっくりと下って行った。


「ツタウルシ」

 八間山山頂から1時間ほど下ると、池の峠駐車場に出た。登山道も続いているが、不整地を歩くのが疲れたので車道を歩いて駐車場に戻る。


「池の峠駐車場」

 この池の峠駐車場に車を止めて、ここからスタートするのも良いかもしれない。帰りのアスファルト歩きは辛いのだ。


「売店は営業中だった」

 野反湖展望台兼案内所の駐車場には、15時49分に到着。15.1km・8時間59分31秒の散策だった。いや~、想像していたよりも大変だったな……。

 既に飲料水が底を付いていたため、自販機でコーラを買ってがぶ飲み。登山の後のコーラはやはり美味い。健康には良くないだろうな~と思っていても止められないのだ。


「夕方の野反湖」

 帰り際、「野反峠休憩舎・花の駅」側から野反湖の写真を撮って峠を下る。「道の駅六合」に隣接する応徳温泉で日帰り入浴をして行こうかなと思ったが、疲れていたのでそのまま帰ったのだった。

白砂山・八間山を散策した感想

 素晴らしい稜線歩きが堪能できる、とても良い山でした。登山道もよく整備されていて、危険な個所はほとんど無かったです。

 ただ、標高差は610mと大したことが無いのですが、小さなアップダウンが地味に多く、思ったよりも大変でした。八間山まで回ると、累積標高差は1,200m位になるみたいですね。

 飲料水の残量が不足していたり、体力が消耗していたりする場合には、八間山は諦めて戻った方が良いかもしれません。また、秋は下山が日没後になる可能性があるため、ヘッドライトは絶対に持って行った方が良いです。

 あと、野反湖に通じる国道405号線は概ね、11月30日の午後から、ゴールデンウィークの直前まで冬季閉鎖になります。10月半ば以降は積雪があることもありますので、行かれる方は注意して下さい。

今回のコース

野反湖展望台兼案内所  標高1,512m(売店・自販機・トイレ、登山届)
↓ 55分 
地蔵峠 標高1,665m(切明方面との分岐)
↓110分
堂岩分岐 標高2,031m(八間山方面との分岐)
↓ 80分
白砂山 標高2,122m
↓ 65分
堂岩分岐 標高2,031m(八間山方面との分岐)
↓ 90分
八間山 標高1,930m
↓ 80分
野反湖展望台兼案内所  標高1,512m(売店・自販機・トイレ、登山届)

標準コースタイム:8時間 ・14km
ロガー測定値:8時間59分31秒・15.1km

撮影日時:2019年10月1日


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駐車場「野反湖展望台兼案内所の駐車場を利用」