鼻曲山とは?
鼻曲山(はなまがりやま)は、群馬県と長野県の県境付近にある、標高1,655mの古い火山。関東百名山、群馬百名山、信州百名山の一つ。人の鼻のような山容が特徴的な面白い山である。
駐車場・アクセス
駐車場:二度上峠周辺の駐車スペースを利用。ピークの「きたかるいざわ」と書かれた看板の裏に、3~4台駐車できるスペースがあります。他に、峠から下った場所(両側)にも駐車可能な場所がありますね。
アクセス:基本的にはマイカーを利用となります。マイカーでのアクセスは、Googleマップ大先生に聞いて下さい。
今回のコース
鼻曲山登山口(二度上峠)標高1,390m
↓ 40分 ↑ 58分
氷妻山 標高1,467.5m
↓ 78分 ↑ 35分
鼻曲山(大天狗)標高1,654m
標準コースタイム 3時間31分 距離:6.6km
(ロガー測定値:4時間6分・7.0km)
初冬の鼻曲山に登ってみた♪
2021年12月2日、鼻曲山登山口の一つがある、二度上峠を目指して車を走らせた。数日前まで雪があったらしいけど、前日に降った雨により、ほとんど溶けたらしい。
一応、慎重に運転して、二度上峠のピークにある駐車場に到着。「きたかるいざわ」と書かれた看板の裏に、3~4台駐車できるスペースがあった。他にも、峠から下った場所(両側)にも駐車可能な場所がある。不安な人は、googleマップの航空写真(二度上峠付近)を見るとわかりやすいだろう。
散策の準備を済ませ、浅間山を右手に見ながら登山道に入る。東側の崖に沿って歩くため、凍結している場合には注意が必要だと思う。なお、浅間山の展望は……駐車場がMAXだった。
15分ほど歩くと、獅子岩と呼ばれている付近で、小落差の岩場を下りる場所がある。無雪なら、何ということもない程度の岩場なのだけど、凍結している場合には危険かもしれない。初心者と一緒に行くなら、お助けロープを持って行った方が良いと思う。
そこから樹林帯の道を進むと、岩稜の上に行くルートの踏み跡があった。やや不明瞭だったので、行きは岩稜を巻くルートへ。
しばらく進むと、やがて隈笹の藪が多くなってくる。登山道自体はよく踏まれていて、無雪なら道を見失うことはないものの、ちょっと鬱陶しい。
*積雪があると道がわからなくなる可能性が高いです。登山用の地図アプリは必須ですね。
てくてくと歩いて行くと、二度上峠から40分ほどで氷妻山(ひづまさん)に到着。全方位が木に囲まれているため、展望は期待できないだろう。
この辺りから、目的の鼻曲山が大きく見えてきた。以前、霧積温泉方面から登った時にも思ったけれど、尖った大天狗が人の鼻のようだ。
氷妻山からは一旦、下りとなり、その先で北側斜面の急登になる。思ったよりも急なので、凍結していたり、雪が多く積もっていたりする時は大変かもしれない。通常はチェーンスパイクで十分だと思うけど、固く凍結している場合には、安全のために撤退した方が良いと思う。
急登を登り詰めると国境平分岐があり、その少し先に長日向(乙女コース)との分岐と、鼻曲山山頂(小天狗)があった。山頂標識は無いものの、三角点は小天狗にあり、鼻曲山山頂と言うとココになるようだ。
*大天狗よりも1m高いようです。
山頂からの眺めはまあまあ良くて、八ヶ岳から富士山まで望めた。三角点に触ってから、山頂標識のある大天狗へと向かう。
目的の大天狗はすぐそこで、5~6分で到着。その手前に霧積温泉方面との分岐もあった。なお、こちら側の展望は南東のみとなっている。
景色を楽しんだ後は、二度上峠まで戻る。途中で岩稜コースに登ってみたけど、藪が多くて快適ではなかった。展望が楽しめる場所も一カ所だけなので、敢えて登る必要は無いかもしれない。全行程7km・4時間6分のゆるい散策であった。
動画(5分で鼻曲山)
・今回も動画を撮ってきました。暇な人はどうぞ(音注意)。なお、テロップはyoutubeの字幕機能を使用しています。表示する場合には、字幕(C)をONにしてご覧下さい(1080P推奨)。 なお、とっても眠くなります。
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まとめ
基本的には初心者向きのコースですが、獅子岩付近の岩場が凍結していると少し危険だったり、帰りに登れなくなったりしそうです。また、積雪が多いと道に迷う可能性が高いので、登山用の地図アプリに該当地区の地図をダウンロードしておくのを忘れないようにして下さい。
積雪の多い地域ではありませんが、寒波の通過後はそれなりに雪があると思います。チェーンスパイク等の滑り止めが無いと危険な場合もありますので、必ず携帯しておいて下さい。個人的には、向かいにある浅間隠山の方がオススメです。
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