岳温泉「くろがね小屋の温泉とあだたら山 奥岳の湯」

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岳温泉とは?

 岳温泉(だけおんせん)は福島県二本松市にある温泉。安達太良山の鉄山直下に源泉があり、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)による発見と言われている。今回は源泉に近い「くろがね小屋」と、あだたら高原スキー場にある「あだたら山 奥岳の湯」に入浴して来た。

岳温泉の源泉に入ってみた♪

「くろがね小屋の温泉」  

 源泉地にある「くろがね小屋」には、一般人はあだたら高原スキー場から歩いて行くことになる。源泉管理用の車が通る林道をひたすら歩いて行くだけだが、コースタイムで2時間(3.8km)掛かるので、運動不足気味の人だとキツイだろう。

 晴天のグリーンシーズン(残雪期を除く)であれば、ロープウェイ経由で山頂に向かい、そこから「くろがね小屋」を目指す方が疲労が少ないかもしれない。

 なお、「くろがね小屋」は1年中営業しているが、冬は雪山用の専用装備と経験が必要で、雪山経験の無い一般人が行くことは出来ない。また、改築予定があるらしく、ホームページを確認してから行かないと入れない可能性もある。

外部サイト:くろがね小屋ホームページ( https://www.tif.ne.jp/kuroganegoya/


2018年10月のくろがね小屋

 「くろがね小屋」の温泉は小屋を入って右側の奥にある。受付で日帰り入浴料410円を支払ってから温泉に行く。ここは山小屋なので、ロッカー等の貴重品入れや、アメニティー等は一切ない。

 浴室には木製の小さな湯船が一つあるだけだが、麓の岳温泉とは違う乳白色の温泉がかけ流しにされている。麓にある岳温泉に比べると、少しだけ酸性硫黄泉っぽい匂いがあるが、あまり強くはなかった。

泉質は酸性泉(PH2.5)であるが、玉川温泉のデンジャーな源泉とは違って、それほど強くは無い。温度も適温で、気持ちの良い温泉入浴を楽しめた。  


「車が通れる幅の道です」

 今回は安達太良山山頂経由で来たので、帰りは馬車道と呼ばれる林道をひたすら下って、駐車場の近くにある「あだたら山 奥岳の湯」へ。

まだ新しい、綺麗な日帰り専用施設で、受付横の券売機で600円の日帰り入浴券を買って受付に渡すシステムになっている。


「あだたら山 奥岳の湯」  

 脱衣所から浴室に入ると大きめな内湯と、外に露天風呂が設置されていた。洗い場もそれなりの数があり、アメニティー等の日帰り温泉としての設備はすべて整っている。

 泉質はくろがね小屋や麓の岳温泉と同じ酸性泉(PH2.5)であるが、くろがね小屋と異なり濁りは無い。この時は露天風呂から紅葉した山が見えて素晴らしかった。

岳温泉の感想

 岳温泉の源泉に入れる「くろがね小屋」はなかなか良い所でした。「あだたら山 奥岳の湯」も展望が良くておススメです。

今回のコース

奥岳登山口 標高947m(ロープウェイ・食堂・トイレ・温泉)
↓ 90分 ↑70分
勢至平分岐 標高1,305m
↓30分 ↑30分
くろがね小屋 標高1,347m

標準コースタイム 120分 距離:3.8km(登り片道)

撮影日時:2018年10月18日

駐車場「あだたら高原駐車場を利用」