大和温泉(諏訪)と御神渡り♪

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大和温泉とは?

 大和温泉(やまとおんせん)は、長野県諏訪市小和田にある共同浴場。諏訪湖周辺では珍しい硫黄泉の温泉施設なのだが、住宅街に溶け込んでいて見つけにくい……らしい。

大和温泉に行ってみた♪

「久しぶりに御神渡りを見ました」

 2018年2月15日、雪山散策の帰りに大和温泉に立ち寄ってみた。しかし、この温泉は住宅街の中にあり、専用の駐車場が無いらしい。

 ただ、目と鼻の先に、総合福祉センター「湯小路いきいき元気館」と言う、諏訪市の総合福祉施設があるとのこと。今回はここの駐車場を利用させて貰うことにした。

 当然のことだが、施設利用者以外は駐車禁止のため、まずは300円を支払ってココの健康増進施設 (日帰り温泉)を利用する。


「泉質は大和温泉と同じだと思います」

 受付横の券売機で、入浴券(300円)を購入して受付の方に渡してから、建物の奥にある温泉へ。ここには内湯とサウナの他に歩行浴用(リハビリ用のプール?)の施設があり、そちらは男女共用の水着着用エリアとなっていた。

 設備的には、露天風呂が無い以外はごく普通の日帰り温泉施設で、一般的なアメニティーはすべて揃っている。泉質はやや緑がかったアルカリ性単純硫黄温泉で、湯口からは微かに硫黄臭(硫化水素臭が正しいのですが、当ブログでは硫黄臭と言ってます)を感じ取ることが出来た。

 泉質や設備などは悪くない、良い温泉施設……なのだが、少し残念な所があった。障害者リハビリ施設も兼ねているからなのだろうか?事故防止のためなのか、職員の人がずっと入浴の様子を見ているのが、とてつもなく落ち着かないのだ。

 通常の利用者がほとんどのようだが、施設の性質上、仕方がないことなのだろう。そそくさと風呂から上がり、車を駐車させて頂いたまま、目的の大和温泉に向かった。


「地元民専用の平湯(緑の建物)」

 総合福祉センター「湯小路いきいき元気館」を出ると、目の前に「平湯」と「上湯」と言う、地元民専用の共同浴場がある。平湯はテルマエ・ロマエと言う映画のロケ地として、そこそこ有名なようだ。

 目的の大和温泉は「平湯」と「上湯」を挟んだ反対側の路地(写真右側)に入口があるため、そちらに歩いて移動する。


「知らなかったら、入ろうなんて思わないだろう」

 総合福祉センター「湯小路いきいき元気館」から、徒歩で1分程だろうか?民家の間にある細い路地に「大和温泉」と書かれた控えめな看板を見つけた。

 予めその存在を知らなければ、まず入ろうなんて思わない細い路地の奥に行くと、「風呂」「番台」と書かれた案内が目に入った。


「誰も居なければ、番台に料金を置いて入ります」

 番台の奥に居た人を呼び、料金(300円)を渡し、指示された通りに奥の風呂場へ行く。ガラリとドアを開けて脱衣所に入ると、何故かウルトラマンやマジンガーZのフィギアが飾られていた……。


「何と趣のある湯船であろうか……」

 ちょっと不安な気持ちになりつつも、服を脱いで風呂場へと入る。浴室はタイル貼り、天井は高いものの、あまり広くはない。そこに、側面がステンレス、底が浴室と同じタイル貼りの湯船が一つあった。


「蛇口を回すと温泉が投入されます」

 シャワーを含め、アメニティーと呼べるものは何もなく、蛇口からお湯(温泉)と水を出して混ぜ合わせ、掛け湯として利用する。お湯はかなり熱いので、調節が少し難しい。

 湯船の短辺は1m程度しかなく、快適に入れるのは2〜3人位だろう。泉質はアルカリ性単純硫黄温泉で、湯の色はごく薄いグリーン。そして、ほのかに硫黄臭がしていた。

 好みの泉質だが、雰囲気が何となく人の家のお風呂と言う感じで、先の温泉とは別の意味で落ち着かない……。少し沈んですぐに出てしまった。


「諏訪大社上社本宮」

 入浴の後は諏訪大社上社本宮に向かう。こちらから向かうのがルート的に正しかったのだが、今回は温泉の後回しになってしまった。

 ここに来た目的は、明神湯と呼ばれる手水舎の温泉だ。硫黄臭と硫黄味がする、良い泉質の温泉で、立ち寄った時は必ずここで手を洗う。ただ、普通の参拝客は知らないのか、使いたくないのかわからないが、普通に手水舎の水を使う人が多いようだ。


「何故か利用する人が少ない気がする」

 ちなみに、下社秋宮にも温泉の手水舎があるが、そちらは単純温泉で、硫黄感が無いので行かない。参拝を済ませた後は、諏訪湖の御神渡りを見に行く。

 湖畔の道路を北上していくと、岡谷市立湊小学校付近に御神渡り臨時駐車場があったので、車を止めて見学した。

*記事は2018年2月のものです。御神渡りは毎年起こる現象ではありません。ニュースなどを参考にして下さい。


「5年ぶりなんだそうです」

 久しぶりに見たけど、この年の御神渡りはなかなか良い感じだった。次はいつになるかわからないが、また見に来たいものだと思いつつ、諏訪湖を後にした。

大和温泉の感想

 大和温泉の泉質はとても素晴らしかったのですが、私には2か所とも雰囲気が合わなかったです。ただ、諏訪湖周辺にはここしか硫黄泉がないとされているので、硫黄泉が好きな人は是非行ってみて下さいませ。

 御神渡りは毎年起こる現象ではありませんが、一見の価値があるものだと思います。次はいつ起こるかわかりませんが、ニュースなどに出たら行ってみて下さい。

 撮影日時:2018年2月15日

駐車場「大和温泉には駐車場がありません」