冬の北八ヶ岳「北横岳~縞枯山を散策♪」

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北八ヶ岳とは?

 長野県にある八ヶ岳連峰の北側を指して呼ばれる山塊。南側に比べて穏やかな地形が多い。ロープウェイから近い北横岳や縞枯山は冬でも手軽に登ることが出来るため、雪山初心者に人気がある……らしい。

北横岳と縞枯山に登ってみた♪

「雲一つない青空だったのに……」

 2018年1月4日、雪山初心者用としてその名を知られる「北横岳」に行ってきた。車中から見た八ヶ岳の山々は雲一つなく、最高の雪山散策になるだろうと思っていた。

 佐久から長野県道40号線を通って北八ヶ岳ロープウェイ乗り場を目指して車を走らせる。心配していた凍結は部分的にある位で一安心だ。

 途中、日本百名山「蓼科山」の登山口の一つである「すずらん峠」を通過したら、驚いたことに駐車場が満車だった。皆さん好きだね〜と思いつつ、午前8時15分位に無事に北八ヶ岳ロープウェイ(ピラタス蓼科スノーリゾート)の駐車場に到着。


「駐車場は600台置けるそうです」

 駐車場が広いので満車と言うことは無かったが、思っていたよりも車が多かった。空いているスペースに駐車後、準備を整えてからロープウェイ乗り場へと向かう


「ロープウェイ乗り場」

 発券所でゴンドラの往復券を購入(通常価格1,900円)。北八ヶ岳ホームページにある割引券*を使用したので200円安く購入することが出来た。

*2019年は割引券がありませんでした。モンベルカードがあれば割引きになります。

 始発は午前9時なので列に並んでしばし待つ。スキー・スノーボードと登山者の割合は6:4と言った所だろうか?思っていたよりも登山者が多い。


「キツツキは凍っていませんでした」

 出発時間までにかなりの人数が並んでいたが、早めに並んでいたので無事に始発に乗ることが出来た。しばしゴンドラに揺られながら空中散策を楽しむ。

 山頂駅に到着後、すぐに出発したい所だったが、ザックの奥にスパッツなどを積めてしまっていたので思っていたよりも時間が掛かってしまった。なんだかんだで出発したのは次のゴンドラが到着した後に……(汗)。


「訓練なので最初から12本爪アイゼンを装着」

 今回のコースだと、ストックとチェーンスパイクがあれば十分だと思われるが、訓練が目的なので最初から12本爪アイゼンを装着。似たような考えなのか、最初から12本爪アイゼンを装着していく方がほとんどだった。


「壺庭を北横岳方面に進む」

 登山道は十分に踏み固められており、アイゼンの歯が効いてとても歩きやすい。気温は−10℃位だったが、日差しがあって寒さは感じなかった。このまま晴天でありますようにと思いつつ、「北横岳」方面に歩みを進める。

 途中にやや急な斜面もあるが、山頂までは樹林帯の中を行く特に危険な場所の無い登山道だ。雪山初心者用と言われるのも納得である。

 ただ、運動不足で訛っている私にはアイゼンを装着しての登りは少々キツくて、何人もの登山者さんに抜かれ、「北横岳ヒュッテ」に到着した時には少し疲れていた。


「北横岳ヒュッテ」

 取りあえず行動食を取りながら一休みしていると雲が広がってきた。「あんなに天気が良かったのにどこから湧いたんだ?まさか雪が降ってきたりしないよな〜」と思いながら、山頂を目指して再び歩き始める。


「北横岳南峰」

 ヒュッテから10分少々で「北横岳南峰(標高:2471.6m)」に到着。残念ながら雲に覆われてしまったが、周囲の景色はなかなかのものだ。

 山頂の気温は−12℃、風速は4〜5mと言った所だが、太陽が陰ってしまったのでじっと景色を見ていると寒い……。すぐ近くに「北峰(標高:2,480m)」があるのでそちらに移動した。


  

「北横岳北峰」

 南峰には誰も居なかったが、北峰には先行者の方達が沢山居た。景色的には南峰の方が好きだが、北峰の方が「蓼科山」がより間近に見られて迫力がある。


「北横岳南峰」

 いつか「蓼科山」にも登ってみようかなと思いつつ、次の目的地である「縞枯山」を目指して来た道を一旦、「坪庭」まで戻る。


「縞枯山方面」

 「坪庭」でアイゼンを外してザックに入れようとしたのだが、訓練なので今日は履きっぱなしにすることにした。ウインドストッパーの薄手グローブが汗か結露で濡れたため、厚手のものに交換して先に進む。


「縞枯山荘」

 ここ数日は雪が降っていないようで周辺の景色は少し物足りなかったが、それでも雪原散策はなかなか楽しいものだ。


「縞枯山方面の分岐」

 「縞枯山」の登山口には午前11時36分に到着。予定通りなので「縞枯山」から「五辻」に下りてロープウェイに戻る周回ルートを行く。


「何故か縞枯山の方が雪が多かった」

 登山道は「北横岳」と同じくトレースがしっかりしていて登りやすい。傾斜もそれ程きつくなく、凍結していなければチェーンスパイクで問題無いと思う。小さな子供連れの人達はつぼ足&普通の恰好で下って行ったが、下りは軽アイゼンがあった方が良いだろう。


「縞枯山山頂」

 ゆっくりと歩みを進め、「縞枯山荘」から35分程で「縞枯山」の山頂に到着。山頂は木に囲まれて展望は無い。つまらないので先に進むと木が枯れて展望が開ける。

 「縞枯山」の山名の由来は、木の寿命などで交互に木が枯れて縞状になっているからなんだそうだ。でも、冬はイマイチわかり難い。


「風が強い日は厳しそうですね」

 山頂から景色を見ながらゆっくりと進むと、13分ほどで展望台との分岐に到着。雲が広がって展望がイマイチなので、今回は寄らずに「五辻」まで下ってしまうことにした。


「岩の上が展望スペースになっている」

 この日はしっかりとしたトレースがあったが、降雪後はトレースが無いこともあるらしい。このコースに危険な所は無かったが、もしトレースがなければ引き返した方が良いだろう。労力はそれほど変わらない。


「最後に休憩した場所から天狗岳方面を望む」

 「五辻」からロープウェイ乗り場までは木道の上に雪が積もったなだらかな登山道を行く。特に危険な場所も無く、しっかりとした積雪がある方が歩きやすいと思った。


「山頂駅に戻ってきました」

 ロープウェイの山頂駅には午後1時30分に到着。全行程7.9km・4時間10分42秒の、ゆる~い雪山散策だった。

 今回は最初から最後までアイゼンを装着してたので、久々に足の筋肉が痛くなった。冬も山に登るなら、夏山も重い靴で鍛えておいた方が良いのかもね〜。

冬の北横岳を登った感想

 天候等の条件が良く、トレースがあれば評判通り初心者向けですね。ただ、厳冬期は本格的な雪山と同じ位に気温が低いので、防寒装備はしっかりとしたものを持った方が良いと思います。

 縞枯山周回は、積雪の後はトレースが無いこともあるようで、ラッセルになるとコースタイムよりも時間が掛かりそうです。初心者向けだから……と甘く見ず、無理をしないで楽しんで下さい。

今回のコース

山頂駅 標高2,238m(トイレ・ロープウェイ)
↓ 60分
北横岳ヒュッテ 標高2,382m(山小屋)
↓ 10分
北横岳 標高2,480m
↓ 10分
北横岳ヒュッテ 2,382m(山小屋)
↓ 62分(推定値)
雨池峠 標高2,248m
↓ 40分
縞枯山 2,403m
↓ 35分
五辻(2,152m地点) 標高2,248m
↓ 40分(推定値)
山頂駅 標高2,238m(トイレ・ロープウェイ)

標準コースタイム 4時間17分 距離:7.5km
(ロガー測定値:4時間10分42秒・7.9km)

撮影日時:2018年1月4日

外部サイト
関連サイト:北八ヶ岳ロープウェイ( https://www.kitayatu.jp/

駐車場「北八ヶ岳ロープウェイ駐車場を利用」