冬の金峰山「瑞牆山荘から2月の五丈石を見に行ってきた♪」

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金峰山とは?

 金峰山(きんぷさん、きんぽうさん)は、長野県と山梨県の県境付近にある、標高2,599mの山。日本百名山、長野百名山、山梨百名山の一つ。山梨県側ではきんぷさん、長野県側ではきんぽうさんと呼ばれている……らしい。

2月の金峰山に登ってみた♪

・今回も動画を撮ってきました。良かったら見て下さいませ(音注意)。

 2021年2月25日、金峰山の登山口の一つである、瑞牆山荘近くの無料駐車場を目指して車を走らせる。クリスタルラインの道路状況が少し心配であったが、この日はほとんど凍結が無くて一安心。楽しいドライブが出来た。


「市営無料駐車場瑞牆山(50台)」

 市営無料駐車場瑞牆山には、午前7時20分頃に到着。雪山登山装備を身につけ、7時43分に歩き始める。当日の朝は気温-14℃と、少し低かったものの、風が弱く、気温の割には寒く感じなかった。なお、冬季は周辺のトイレが使えないらしいので、事前に済ませておいた方がよさそうだ。


「瑞牆山荘からの登山道に合流」

 駐車場から森に入って行くと、道が入り組んでいて少しわかりにくい。恐らく、どれを通っても行けると思うけど、念のため、瑞牆山荘から伸びている登山道へと向かった。


「結構、急登です」

 瑞牆山荘からの登山道と合流して少し登ると、またしても道が入り組んでいた。もしかしたら、岩登りのルートとかもあるのかもしれない。取り敢えず、上に続いている登山道を進むと、徐々にわかりやすい道になっていった。


「瑞牆山」

 テクテクと歩いて行くと、少しだけ視界が開け、瑞牆山を望むことが出来た。今回のルートはほぼ樹林帯のため、稜線に出るまで眺めは期待できないだろう。


「富士見平小屋の水場付近」

 明るい樹林帯の森を歩いて行くと、徐々に凍結した道になってくる。ただ、地面が出ている場所もあったので、この日はアイゼンを着けなくても大丈夫だった。そのまま歩いて、富士見平小屋には8時38分に到着。


「富士見平小屋」

 富士見平小屋と言うと、何故か殺人事件を連想してしまうのだが、それは遠い昔のこと。実際にはのどかで平和な場所だった。疲れていないので、写真だけ撮ってそのまま通過。なお、冬季にトイレが使えるのかは確認しなかった。


「樹林帯が続く……」

 富士見平小屋から上は、無雪か、少し凍結がある程度の状態がしばらく続いた。滑って転ばないよう、のんびりと登って行く。


「雪が増えてきた」

 標高1,900m近くになると、徐々に雪が多くなってきた。氷を避けつつ登っていたが、そのままでは危険かなと思ったので、大日小屋付近でチェーンスパイクを装着。


「大日小屋付近」

 日当たりの良いところは雪が全くない場所もあり、こんなコンディションの時はチェーンスパイクが一番良い。氷の急斜面になっている場所もあったが、この日の氷はチェーンスパイクでもガッチリと刺さるくらいの堅さだったので問題なかった。

 

「大日岩手前の凍結」

 しかし、雪や氷の状態で難易度は変わると思うので、ちゃんとしたアイゼンは絶対に持って行った方が良いと思う。チェーンスパイクは有能だが、林道歩き等、本来は傾斜が緩い場所向けなのだ。

 この山のレベルだと、チェーンスパイクで最後まで登れなくもないが、雪の状態や使う人によっては滑落事故に繋がる恐れがあると思う。どんな条件でも登れるよう、装備は万全にしておきたい。


「大日岩の手前」

 凍った急登を超えると、少し視界が開けて大日岩が見えた。この場所には鎖場があったけど、凍っていなければ鎖を使わなくても問題無いレベル。ただ、安全のため、鎖を触りながら大日岩の基部まで登った。


「大日岩の基部」

 ここまで3時間弱……体力的にはキツくないが、冬靴だとやはり足が疲れる。この山は風を避けられる樹林帯がほとんどなので、寒波が来ている最中や降雪直後に登るのでなければ、軽いライトアルパインシューズとかの方が良いかもしれない。


「大日岩」

 雪が多くなってきたので、大日岩の基部でチェーンスパイクから、12本爪のアイゼンに変更。条件や使う人の技量によっては、チェーンスパイクのまま最後まで行っても良いのかもしれない……が、この辺の選択は難しいところだ。私的には、雪が続いていれば前爪がある、ちゃんとしたアイゼンの方が良いと思う。


「樹林帯の急登」

 大日岩から先も樹林帯の急登が続くが、この辺は雪が締まっていれば特に問題は無い。しかし、疲れていたので、ゆっくりと登った。


「砂払の頭」

 駐車場から、およそ4時間……砂払ノ頭に到着。ようやく樹林帯が終わり、展望が大きく開けた。ここまで長かったな~っと思いつつ、少し休みながら景色を楽しみ、のんびり撮影してから先に進んだ。


「千代ノ吹上」

 この先の千代ノ吹上付近は断崖の際を行くルートだが、登山道は十分な広さがあった。恐らく、ここで落ちる人は居ないだろう。


「でも、雪がある時に滑落したら……」

 遠くに見える富士山を眺めながら歩いて行くと、短い鎖場があった。ただ、凍っていない限り、この鎖を使う人は居ないだろうというレベル。


「難易度は低い」

 鎖場の先も特に難しいところは無く、サクサクと歩いて行く。途中でピッケルを出してみたが、踝に届く長さのものでも刺せる場所は限られる感じ……。滑落防止として持って歩くだけで、杖としては相当に長くないと使えないだろう。


「難易度は高くないです」

 一部、そこそこ急な斜面もあるので、ゆっくりと歩いて、12時50分頃に五丈石に到着。駐車場から5時間も掛かってしまった……。


「方位盤と富士山」

 山頂付近の気温は-10℃位だったと思われるが、この日は少し風がある位だったので、太陽の光で寒くなかった。以前、廻り目平キャンプ場から登った時には曇っていて富士山が見えなかったのだが、今日は完璧に見える。やはり富士山は良いな~と思いつつ、何度目かわからないくらいに見つめてしまった。


「五丈石」

 景色を堪能しながらマッタリし過ぎて、その存在を忘れそうになったが、ここはまだ山頂ではないのだ。少し先にある本当の山頂へと向かうとしよう。


「標識の奥に八ヶ岳」

 手前にある木の道標が朽ちて無くなっていたが、依然と変わらない山頂標識がそこに立っていた。昔を思い出しながら、三角点をポンポンと叩く……。


「また富士山に登りたい……冬以外だけど」

 山頂標識横の岩の上に登り、しばし景色を眺める。金峰山は標高差が少ない大弛峠からのルートが有名だが、冬は道路が冬季通行止めになるから登る人はほとんど居ない。


「大弛峠方面」

 夏は平日でも人だらけだから、訪れる人が少ない冬は、ゆっくりと景色を眺められて良いと思う。よく晴れた、風の弱い日に限りオススメだ。


「大展望」

 さて、名残惜しいが、そろそろ下りることにしよう。元来た道を戻りながら、また景色を楽しみ、長い樹林帯を乗り切る燃料とした。11.4㎞・8時間34分24秒の素晴らしい散策だった。

瑞牆山荘から2月の金峰山に登ってみた感想

 樹林帯が長すぎるのは嫌ですが、冬の金峰山は最高に良い山でしたよ。ここには廻り目平キャンプ場から登ったことがありますが、瑞牆山荘からの方が山頂までの景色が良いので好きですね。

 標高差が1,200m位あるので、ある程度の体力は必要となりますが、雪山初心者にもオススメ出来る良いルートだと思います。積雪量が多くなるらしい、2月下旬~3月上旬が良さそうですね。

 他の人のレポートを読むと、チェーンスパイクで山頂まで登っている人がそれなりに居ますが、積雪期はちゃんとしたアイゼンの方が良いと思います。前爪を使うような場所は無いのですが、チェーンスパイクとレインウェアの組み合わせはマジで危険だと思いますよ。

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今回のルート

無料駐車場瑞牆山 標高1,515m
↓50分
富士見平小屋 標高1,807m
↓60分
大日小屋 標高1,979m
↓30分
大日岩 標高2,178m
↓90分
砂払ノ頭 標高2,467
↓20分
金峰山 標高2,599m
↓15分
砂払ノ頭 標高2,467
↓65分
大日岩 標高2,178m

↓30分
大日小屋 標高1,979m
↓45分
富士見平小屋 標高1,807m
↓40分
無料駐車場瑞牆山 標高1,515m

標準コースタイム:7時間15分・10.3㎞
(ロガー測定値:8時間34分24秒・11.4km)
*冬はコンディションによりコースタイムが大きく変わります。

撮影日時:2021年2月25日

駐車場「市営無料駐車場瑞牆山(50台)を利用」