冬の大菩薩嶺「丸川峠分岐駐車場から富士の絶景を眺めに行ってみた♪」

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大菩薩嶺とは?

 大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、山梨県甲州市と北都留郡丹波山村に跨る標高2,057mの山。日本百名山、山梨百名山の一つ。富士山の眺めが素晴らしい山の一つで、一年を通して人気があります。

 難易度的には、雪山登山入門~初級者向けとなります。滑落・凍傷・低体温症のリスクが少しありますのでご注意下さい。積雪期に登山をする場合には、滑り止めと一般的な登山装備が必要です。

*悪天候での雪山登山は大変危険です。基本的には、雪が少ない初心者向けの人気コースですが、丸川峠分岐駐車場から丸川峠間は凍結していると危険な場所があるため、決して油断しないようにして下さい。雪山散策に適したシーズンは、1月下旬~3月上旬頃だと思います。

・アイゼン(クランポン)チェーンスパイク~6本爪
・ピッケル(アックス)通常は不要
・ハードシェル推奨
・冬山用登山靴通常は不要
・スノーシュー(ワカン)通常は不要

駐車場・アクセス

駐車場1:丸川峠分岐駐車場(無料15台程度)を利用。未舗装で斜めに傾いている場所があります。車高の低い車はご注意下さい。

駐車場2:ひがし荘の東側、川沿いの道路脇に15台程度の駐車スペース(裂石登山口駐車場)があります。雲峰寺駐車場ではありませんのでご注意下さい。

アクセス:マイカーの場合には、中央自動車道 勝沼ICから18km(約25分)。なお、無雪季の登山起点である上日川峠の駐車場に至る林道は、12月上旬~4月下旬は冬季閉鎖されていて通れません。閉鎖期間は年により変動するため、ロッヂ長兵衛など、大菩薩嶺にある山小屋のホームページを確認して下さい。

 公共交通機関をお使いの場合には、JR塩山駅下車、山梨交通の路線バス 大菩薩峠登山口行きに乗車(27分)。路線バスは冬でも運行しています。詳しくは山梨交通のサイトをご覧下さい。

山梨交通:https://ykbus.jp/
ロッヂ長兵衛:http://www.choubei.info/

今回のコース

丸川峠分岐駐車場 標高1,028m
↓ 110分
丸川峠(丸川荘) 標高1,677m(山小屋・トイレ)
↓ 80分
大菩薩嶺 標高2,056.9m
↓ 10分
雷岩 標高2,040m
↓ 30分
賽ノ河原 標高1,939m(避難小屋)
↓ 10分
大菩薩峠 標高1,902m(山小屋・トイレ)
↓ 40分
福ちゃん荘 標高1,704m(山小屋・トイレ)
↓ 20分
上日川峠 標高1,587m(山小屋・トイレ)
↓ 80分
丸川峠分岐駐車場 標高1,028m

標準コースタイム 6時間20分 距離:12.3km
(ロガー測定値:6時間57分・13.4km)
*雪の状態によって、時間や難易度が大きく変わります。

撮影:2024年1月下旬

1月の大菩薩嶺に登ってみた♪

 2024年1月下旬、冬の大菩薩嶺に登るため、丸川峠分岐駐車場を目指して車を走らせた。丸川峠分岐駐車場付近のみ道が狭くなっているが、僅かな区間なので問題無い。普通に運転して、午前7時過ぎに目的地に到着。


「丸川峠分岐駐車場」

 今回は丸川峠を経由して、時計回りで周回する計画だ。適当に準備を整え、7時半頃に駐車場を出発。それほど難易度が高い冬山では無いため、靴は普通の登山靴を選択した。


「川沿いの廃林道を歩く」

 しばらくは、水害で荒廃したとみられる林道を行く。荒れてはいるが、人間が歩く分には問題無い。そこをゆっくりと登って行くと、20分ほどで尾根に登る分岐に着く。


「ここから登山道になります」

 ここから先は本格的な登山道になる。勾配はそこまでキツくないが、思ったよりも痩せている区間がある尾根道だった。端が崖になっている場所もあり、凍結している場合には、転落・滑落に十分注意した方が良いと思う。

*大雪後や凍結している場合は、チェーンスパイクだとスペック不足かもしれません。

「端は崖になっている」

 ひたすら登って行くと、駐車場から1時間45分で丸川峠に到着。振り返ると富士山が見え、テンションが上がる。


「丸川荘」

 ここで行動食を取って少し休憩。大菩薩嶺周辺の山小屋は、冬期(12~4月)は土日祝日営業となっている。この日は平日だったため、丸川荘は営業していなかった。なお、ここのバイオトイレは100円となっていた。

丸川荘:https://www.marukawasou.com/

「丸川峠から富士山」

 この日は丸川峠まで雪が無かったけど、そこから上に登ると少しずつ雪が増えてきた。しばらくは滑り止め無しで歩いていたものの、安全のため、途中でチェーンスパイクを装着した。

*南岸低気圧が通過すると雪が増えます。

「ツルツルに凍結していると危ないかも」

 大菩薩嶺山頂までは、トラバース状の登山道が延々と続く。勾配は極めて緩く、凍結していてもチェーンスパイクがあれば安心できると思う。


「大菩薩嶺山頂」

 そんな道をテクテクと歩いて行くと、丸川峠から一時間半位で大菩薩嶺山頂に到着。始めて訪れたはず……なんだけど、不思議なことに何度も来たことがあるような気がした。


「雷岩」

 大菩薩嶺の山頂は木々に囲まれていて展望が無いため、すぐ近くの雷岩へと向かう。樹林帯を少し歩き、目の前が開けた瞬間、富士山がドカンっと見えた。最高に気分が上がる瞬間である。まあ、麓の道路からも普通に見えているんだけど、やっぱり山の上から見る富士山は最高なのだ。


「富士山と大菩薩湖」

 絶景を楽しみながら、メロンパンを囓っていると、雷岩の方から鹿が歩いてきた。人慣れしているらしく、こちらを無視して普通に歩いて来る。鹿は増えすぎて、珍しくも何ともないが、折角なので撮影はしておいた。


「珍しくもないですが……」

 休憩を済ませたら、大菩薩峠に向けてプチ縦走を開始する。僅かな区間ではあるが、絶景を前に、ついつい足が止まって、思ったよりも時間が掛かった。何度、撮影しても同じなんだけどね~。


「南アルプスの連なり」

 この日は雪が溶けている部分と凍結が交互にある感じで、チェーンスパイクは必要無いと思って外した途端に転けた……。面倒でも、雪が続いていたら滑り止めを付けた方が良いと思う。


「賽の河原避難小屋」

 雷岩から賽の河原避難小屋までの間には、何カ所か岩が露出している場所がある。ただし、険しくは無いため、特に問題は無い。展望に気を取られて転ばないようにすれば大丈夫だと思う。


「富士山最高!」

 賽の河原から少し登ると親不知ノ頭と言う場所があり、展望スペースになっている。ここまで富士山を見ながら歩いてきたわけだけど、ここでも眺めてしまった。富士山なんて何度も見ているし、上まで登ったこともあるんだけど、やっぱり最高だ。


「大菩薩峠と介山荘」

 親不知ノ頭から富士山を眺めながら少し歩くと大菩薩峠に着く。ここには標識と方位盤があり、すぐ近くに介山荘がある。冬季は週末営業なので営業していなかったけど、開いていたら立ち寄って休むのも良さそう。


「大菩薩峠」

 絶景は十分堪能したため、介山荘の裏手にある道路から上日川峠方面に下山。この道は荷物運搬用のため、雪があっても特に問題は無いと思う。

*凍結に備えて、チェーンスパイクなどの滑り止めは必要です。

「トイレの脇から下ります」

 テクテクと歩いて下りて行くと、福ちゃん荘など、何軒か山小屋がある場所に着く。ここからは登山道と車道に分かれるが、どちらを通っても上日川峠まで行ける。私は登山道を選択した。


「車道・登山道分岐」

 何てことのない登山道をひたすら下って、上日川峠に到着。無雪期には混雑するであろう登山起点には誰も居ない。今度は秋に来てみようと思いつつ、裂石方面に下った。


「ロッヂ長兵衛」

 ロッヂ長兵衛を少し過ぎた道路脇から登山道に入る。今までの区間に比べると傾斜は急になり、凍結している場合には少し注意が必要かもしれない。怖いなと思ったら、少し時間が掛かるかもしれないが、道路を歩いて下るのもありだと思う。


「登山道・道路分岐」

 この日は雪が少なく、凍結も無かったのでサクサク下って行くと道路に合流。そこから少し下ると、登山道・道路分岐があった。


「登山道・道路分岐2」

 上日川峠からだと楽そうな大菩薩嶺だけど、下から登るとちゃんとした山だな~と思いつつ、慎重に下って駐車場まで戻り、大菩薩の湯に浸かって帰宅した。13.4km・6時間57分の素晴らしい散策だった。

動画「8分で冬の大菩薩嶺」

関連サイト

山梨交通:https://ykbus.jp/
丸川荘:https://www.marukawasou.com/
ロッヂ長兵衛:http://www.choubei.info/
介山荘:http://kaizansou.jp/
福ちゃん荘:http://www.kcnet.ne.jp/~fukuchan/
大菩薩の湯:https://daibosatsunoyu.com/

まとめ

 富士山を眺めに冬の大菩薩嶺に行って来ました。富士山は麓からも普通に見えていますが、山の上から見る富士山は最高ですね。何度も足が止まってしまいました。

 基本的には雪が少ない初心者向けの冬山だと思いますが、南岸低気圧通過後はガッツリと雪があると思います。踏み跡が凍結している場合には、無理をせず、安全第一でお楽しみ下さいませ。個人的には、時計回りで登った方が安全だと思います。

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