6月の湯ノ丸山・烏帽子岳「レンゲツツジと絶景を眺める散策♪」

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湯ノ丸山とは?

 湯ノ丸山(ゆのまるやま)は、群馬県嬬恋村と長野県東御市の境にある標高2,101mの火山。関東百名山、群馬百名山の一つ。6月中旬から下旬にかけて咲く、レンゲツツジで有名な山です。

駐車場・アクセス

駐車場:湯の丸高原(地蔵峠)の駐車場を利用。期間限定で夏山リフトが利用できます。詳しくは、湯の丸高原ホテルのサイトを参照して下さい。

アクセス:マイカーでのアクセスは、Googleマップ大先生に聞いて下さい。路線バスが無いため、公共交通機関をご利用の場合には、最寄り駅からタクシー利用になります。詳しくは、湯の丸高原ホテルのサイトを参照して下さい。

湯の丸高原ホテル:https://yunomaru.co.jp/

今回のコース

地蔵峠 標高1,726m(トイレ・売店)
↓40分
鐘分岐 標高1,859m
↓50分
湯ノ丸山 標高2,101m
↓10分
北峰 標高2,099.1m
↓10分
湯ノ丸山 標高2,101m
↓30分
鞍部 標高1,858m
↓60分
烏帽子岳 標高2065.9m
↓45分
鞍部 標高1,858m
↓60分
地蔵峠 標高1,726m(トイレ・売店)

標準コースタイム 5時間5分 距離:9.1km
(ロガー測定値:4時間20分・9.4km)

撮影:2023年6月20日

6月の湯ノ丸山に登ってみた♪

 2023年6月中旬、レンゲツツジの群落を見るため、群馬県嬬恋村と長野県東御市の境にある、湯の丸高原を目指した。毎年、見に行きたいな~と思うのだけど、時期的に梅雨の真っ最中と言うこともあって、今まで予定と天気が噛み合わなかったのだ。


「地蔵峠駐車場」

 駐車場のある地蔵峠へは、午前6時前に到着。道中の東御嬬恋線は一般的な峠道、運転に支障はない。湯ノ丸山、烏帽子岳ともに初心者向けのゆるいコースのため、簡単に準備をして午前6時に駐車場を出発した。


「ゲレンデを直登します」

 冬に訪れた時は迂回ルートを登ったけど、今回はゲレンデを直登。レンゲツツジの時期は夏山リフトが運行されているが、始発が8時30分となっているため、今回は使えなかった。このリフトを使うと、30分ほど時間を短縮出来る。歩きたくない人は利用すると良いと思う。

湯の丸高原ホテルリフトの営業期間・料金https://yunomaru.co.jp/

「放牧されていた」

 テクテクと登って行くと突然、牛が近づいてきた。6月~8月は牛の放牧が行われていることがあるようだ。ゲレンデには牛の糞が落ちているので、踏まないように注意した方が良いだろう。牛は……たぶん、からかわなければ危険は無いと思いたい。


「リフト終点地点の案内板」

 駐車場から、ゆっくりと30分ほど登るとリフト終点に着く。ここから鐘分岐までは高低差が無いため、普通の人なら疲れることはないだろう。


「レンゲツツジの群落」

 リフト終点から鐘分岐までの間に、つつじ平と呼ばれるレンゲツツジの群生地に入れる場所が何カ所かあるんだけど、つつじ平は入り組んでいてわかりにくい。子供だと迷子になる危険性が高いため、子供連れの場合には注意が必要だと思う。牛も歩いているので、牛糞にも注意したい。


「鐘分岐の案内板」

 レンゲツツジを眺めながら歩いて行くと、文字通り鐘がある鐘分岐に辿り着く。ここから先は登山道になるため、大丈夫だとは思うけど、ある程度の登山装備はあった方が良いかもしれない。


「鐘分岐」

 戯れに鐘をカーンっと鳴らしてから登山道に入る。初心者向けのルートなので、石に躓いたり、スリップして転倒したりしない限りは問題無いと思う。ルートは明瞭で迷うような所も無い。


「それなりに急登」

 そんな登山道をしばらく登って行くと、やがて樹木が低くなり、笹原になってくる。ココまで来れば、山頂はすぐそこだ。


「高原らしくて好きな場所です」

 湯ノ丸山には、7時半頃に到着。駐車場からゆっくりと歩いて1時間半程だった。石が折り重なった山頂には道標と三角点がある。眺めは最高で、天気が良ければ富士山も望めるだろう。今回は雲が多めだったものの、雲海になっていて、とても良い感じだった。


「湯ノ丸山山頂」

 湯ノ丸山は、この山頂の他に北峰もある。ほとんどの人は先に進まないみたいだけど、折角だから北峰にも行ってみた。


「湯ノ丸山北峰方面」

 こちらも明瞭なルートで特に問題はない。山頂からは、北アルプスや四阿山がより近くで見られるが、今回は雲の中だった。


「イワカガミが多い」

 展望を楽しんだら湯ノ丸山の山頂まで戻り、烏帽子岳方面に向かう。標高差で200mほど下ってから登り返すので、体調不良や面倒臭い場合には省略しても良いと思う。


「浮き石が多かった」

 この道は整備したばかりなのか、石が浮いているものが多かった。そこそこ急な斜面が続くため、転倒に注意しながら鞍部まで下る。


「鞍部にある案内板」

 鞍部には、いくつか平らな石がベンチ代わりに置いてあったので、行動食を食べながら座って休憩。この先の烏帽子岳へ続く登山道は比較的緩やかで登りやすく、体力の消費は少なめだ。


「歩きやすい登山道」

 トラバース気味の登山道を登り詰め、分岐を烏帽子岳方面に向かうと、少しだけ火山っぽい荒涼とした場所がある。ここにはコマクサがあるが、株数はかなり少ない。


「コマクサは少な目」

 そこから少し登ると、小烏帽子岳と言うピークに着く。双耳峰と言うレベルではないものの、烏帽子岳もピークが二つあるのだ。


「小烏帽子岳」

 特にすることもないのでサクッと通り過ぎ、烏帽子岳を目指して歩いていると遭難者の碑があった。今は病気以外で死亡することは無いと思うけど、昔は登山道が不明瞭だったのかもしれない。


「烏帽子岳方面」

 烏帽子岳山頂直下には岩場が少しある。特に問題となるレベルではないが、ゆっくりと登って山頂に立った。


「ハクサンチドリ」

 烏帽子岳山頂には9時半頃に到着。のんびりと歩いて鞍部から55分位だった。やや雲が多めだったので展望はそれなりだったものの、よく晴れた日なら北アルプス方面の眺めが素晴らしいと思う。


「烏帽子岳山頂」

 両方登っても体力の消耗は少な目ではあるが、湯ノ丸山と烏帽子岳どちらか一つなら、私はこちらを押したい。実際、こちらの方が人気が高い気がする。


「帰り道も特に危険は無い」

 絶景を堪能した後は、湯の丸キャンプ場経由で下山。こちら側は標高差がほとんど無いので帰りも楽だった。9.4km・4時間36分のゆるい散策だった。

動画「7分で湯ノ丸山・烏帽子岳」

・暇な人はどうぞ……

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関連サイト

湯の丸高原ホテル:https://yunomaru.co.jp/

まとめ

 湯ノ丸山・烏帽子岳周回コースは、初心者向けの楽なコースですね。途中で疲れたら、どちらか一つで終了できますし、翌日に疲れを残したくない時は良い散策コースだと思いました。

 レンゲツツジは例年、6月15日~30日位が見頃ではないのかなと思います。梅雨の真っ最中のため、良い日に当るのが難しそうですね。晴れると混雑が酷そうなので、リフトを使わず、朝早くから登った方が良いと思います。

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