とっても冷たい硫黄泉♪奥蓼科温泉「渋御殿湯」

スポンサーリンク

奥蓼科温泉郷「渋御殿湯」とは?

 奥蓼科温泉郷「渋御殿湯」は、長野県 茅野市にある温泉施設。湯みち街道の一本道を登り詰めた1,880mの高所にあり、信玄の隠し湯として知られている……らしい。2018年2月に、天狗岳に雪山登山に行った帰りに日帰り入浴で利用した。

奥蓼科温泉郷「渋御殿湯」に入ってみた♪

「渋御殿湯の外観」

 受付で入浴料1,000円を支払って、日帰り入浴者が入れる「西の湯」に向かう。この温泉施設には、足元湧出の源泉に入れる「東の湯」と呼ばれる浴室もある。しかし、日帰り入浴で利用できるのは「西の湯」のみとなっているのだ(部屋利用者を除く)。

 案内に従って長い廊下を歩き、階段を下りて「西の湯」に到着。脱衣所で服を脱ぎ、そそくさと浴室に入った。その直後……足に凍傷になるんじゃないかと思うほどの冷たさが伝わった。それもそのはず、床や壁が一部、凍りついているのだ。

*この記事は2018年2月のものです。

「こちらは天然水の沸かし湯になります」

 冷たさを我慢しつつ、まずは洗い場に行く。ボディーソープのみ置かれていたので、取り敢えず体を洗った。シャワーから出るお湯は少し酸っぱく、お湯か水に温泉成分が入っているようだ。

 体を洗った後は、湯船を覆っている木の板を外して温かい方の湯船に入る。こちらは温泉ではなく、天然水を沸かしたものなのだそうだ。


「厳冬期は難易度が高いと思います……」

 しっかりと体を温めた後は、目的の源泉に入って……う〜ん、冷た〜い。手を入れただけでゾクッと来るほどだ。泉温は26℃となっているが、もう少し低いかもしれない。頑張って入ってみたが、一回戦は太ももまででギブアップだ。

 もう一度、温かい方の湯船でしっかりと温まり、覚悟を決めて再び源泉に入った。その冷たさに唸りつつ、今度は頑張って肩まで沈む。

 底には白い湯の花がたっぷりと沈み、鉱泉とは思えないほど硫黄臭がする良質な硫黄泉(単純酸性硫黄温泉 PH2.76)は本当に素晴らしい。だが……残念ながら、厳冬期にこの水温は流石に厳しい。

 耐えられず、すぐに出て温かい方の湯船へ。しかし、負けたような気がして悔しいので、温まってからもう一度、源泉にトライ。泉質によっては、長く入っていれば温まってくるのだが、今回は冷たすぎて無理。諦めて撤退したのだった……。

渋御殿湯の感想

 泉質はかなり良いのですが、源泉の温度が冷たすぎですね。せめて、源泉を沸かしたものがあれば良いのですが、酸性度が高いため、設備的に厳しいのかもしれません。

 夏は気持ち良さそうですが、雪山散策の帰りに冷たい源泉入浴は厳しかったです。沸かし湯ですが、雪山散策の帰りに利用する際は、素直に暖かい方の湯船に入りましょう。

撮影日時:2018年2月22日

 駐車場「渋御殿湯の駐車場を利用(登山の場合、無断駐車禁止!)」