御嶽山とは?
御嶽山(おんたけさん)は、長野県木曽郡木曽町・王滝村と岐阜県下呂市・高山市に跨る、標高3,067m(剣ヶ峰)の活火山。日本百名山、新日本百名山、花の百名山、ぎふ百山、信州百名山の一つ。2014年9月27日午前11時52分、死者・行方不明者合わせて63人を出した、戦後最悪の噴火災害を起こしました。晴天の紅葉時期、しかも土曜日のお昼頃に起きたことで被害が拡大したようです。
*通行可能期間内で、噴火警戒レベル1の時に限り登山が出来ます。調べてからお出かけ下さい。
御嶽山ビジターセンター(やまテラス王滝):https://ontake-vc.jp/yama/
火山登山者向けの情報提供ページ(気象庁):https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/index.html
駐車場・アクセス
駐車場:御嶽山ビジターセンター(やまテラス王滝)や、田の原Base周辺の駐車場(普通車 250台、大型車 10台:無料)を利用。
アクセス:JR木曽福島駅から田の原まで王滝村営バスがあります(期間限定:土日祝日のみ)。マイカーでのアクセスは、Googleマップ大先生に聞いて下さい。なお、田の原から御嶽山(剣ヶ峰)に登る場合、通行可能期間の制限があります(令和8年は7月1日から10月14日正午まででした)。
王滝村(村営バス):https://www.vill.otaki.nagano.jp/kurashi/basu_tanohara.html
今回のコース
やまテラス王滝(田の原) 標高2,190m(ビジターセンター・トイレ・駐車場)
↓125分 ↑75分
9合目避難小屋 標高2,800m(避難小屋)
↓ 40分 ↑20分
王滝頂上 標高2,932m(避難小屋・トイレ)
↓ 25分 ↑15分
剣ヶ峰 標高3,067m(シェルター)
標準コースタイム 5時間00分 距離:6.9km
(ロガー測定値:4時間57分・7.1km)
田の原から御嶽山に登ってみた♪
2026年10月上旬、御嶽山に登ってみようと思い立ち、登山口のある田の原を目指して車を走らせた。家からだと、休憩込みで片道5時間位掛かるのだけど、田の原から剣ヶ峰往復のコースタイムが5時間だから、片道だけで山に登っている時間と同じと言うことになる。これ以上は、日帰りをするのには遠いかもしれないし、何だか無駄な気もしてくる。

やまテラス王滝前の駐車場には午前7時頃に到着したものの、その時点でほぼ満車。無理に駐車しても仕方が無いため、少し離れた駐車場に車を置いた。駐車場付近にある、やまテラス王滝や田の原Baseは新しい建物で、トイレや設備はとても綺麗だ。

やまテラス王滝で登山届を提出して、7時半過ぎにロガーをセットして御嶽山の剣ヶ峰を目指す。活火山は怖いんだけど、登りたくなってしまったのだから仕方が無いのだ。

登山口付近に広がる田の原天然公園は、御嶽山の展望が良く、見所も多そうなので山に登らなくても楽しめそう。観光にも良い所だと思った。

参道のような道……と言うか、恐らく参道を進んで行くと、田の原大黒天があった。山旅の安全を祈願して先に進む。

参道から登山道に変わる前に遥拝所がある。遥拝とは、神社や寺などに直接行けない時に、その方向を向いて遠くから拝むこと……なので、これから御嶽山(神社)に登る人には無縁の場所なのかもしれないが一応、参拝しておいた。

登山道に入ると道は狭くなるが、メジャーな百名山のルートなので、登山道の整備状況はとても良い。全体を通して難所は無く、石が多くて歩き難いものの、標高差や距離も短いため、体力的には厳しく無い方だと思う。

遥拝所から少し登ると大江権現がある。これより先、昔は女人禁制だったらしい。参拝を済ませて登山を継続する。

大江権現から15分ほど進むと、あかっぱげと言う場所に着く。名前の由来は赤土の露出したザレ場だからなのだろうか? 昔はもっと大きなザレ場だったのかもしれない。訪れた10月上旬はダケカンバやナナカマドなどが色付いていた。

あかっぱげから20分ほど進むと、森林限界となり見晴らしが良くなり、硫化水素臭が漂ってくる。ここが金剛童子と言う場所らしい。金剛童子像は格子状の木のお堂? に安置されていて撮影が難しいので、近くの尊像を撮影しておいた。権現や猪? がとても神々しい。

金剛童子から少し進むと、すぐに八合目避難小屋がある。簡素な建物で、本当に一時的な退避場所だった。この後も、火山にありがちな単調な登りが続く。

亀のようにのんびりと登って行くと、富士見石と書かれた場所に辿り着いた。ここから先は想定火口域内となる。なお、想定火口域内とは、噴火が想定されている火口、あるいは火口が生じている可能性のある領域のことと案内板に書いてあった。補足的に、想定火口の範囲外に火口が生じる可能性があると書いてあるのが地味に怖い。

御嶽山はヘルメットの携行が強く推奨されている。持っている場合には、ココから装備したほうが良いのかもしれない。なお、当日のヘルメット装着率は6割位だった。

富士見石のすぐ上に一口水と呼ばれる場所がある。地図によっては水場に指定されているものがあるけど、水量はかなり少なかった。飲めるのは、雪解け水があるシーズン限定かもしれない。
余談だけど、ここの標識は少しわかりにくい気がした。山は距離から所要時間が想像しにくいため、平均的なコースタイムも表示したほうが良い気がする。あと、折角なので、今いる地点の地名を書いて欲しい。近くの石柱等に表示はあるものの、その方が避難や救助要請も速やかに行く気がする。
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その後もテクテクと歩き、やまテラス王滝から2時間ほどで九合目避難小屋に到着。八合目避難小屋と同じく、簡素な木造の建物だった。ここからは、中央アルプス越しに富士山を見ることが出来た。
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ここまで来ればあと少しである。引き続き、亀のようにのんびりと進み、王滝頂上の避難小屋まで無事に到着した。

王滝頂上には御嶽神社奥社本宮があるので、安全に登山が出来るように祈願する。ここからは遮るものの無い、八丁だるみと呼ばれる場所に入る。

入り口の掲示板には「直登ルートは想定火口域の間近を通ります。滞留せず、速やかに移動して下さい。ここから先、約130mは携帯電話が使用できません。登山道は上部からの落石に注意してください。事故防止のためヘルメットを着用して下さい」と書かれていた。上に何も無いこの場所で、上部からの落石と書いてあるところが怖い。

しかし、滞留せず、速やかに移動してと言われても、疲れているため、そんなに早くは移動できない。引き続き、のんびりと亀のように進んで行った。

八丁だるみには、良くわからない像と、御嶽教大御神火祭場と書かれている尊像がある。2014年の噴火の際、この台座に隠れたと言う話があったけど、絶望的に怖かっただろなと思う。

二の池方面との分岐付近に一つ目のシェルターがある。各シェルターは間隔があるため、中間地点に居たら、噴煙を見てダッシュしても、きっと間に合わないだろう。

八丁だるみを抜けると、山荘跡地と思われる場所にシェルターが何基が建っていた。そこに、頂上への最後の登りの階段がある。青空へ吸い込まれるように登って行くため、何だか天国への階段のように感じた。

階段をゆっくりと登って御嶽山の頂上に立つ。そこには、神社と社務所? 山頂標識、ちょっと頼りなさそうなシェルターが一基あった。御嶽山の噴火映像を当時見たけど、この神社の建物や石像の台座に隠れたのか……としみじみと感じた。ちなみに、ここまでゆっくりと休みながら歩いて、大体コースタイムと同じだった(3時間弱)。

遮るものが無いため、山頂からの眺めはとても良い。個人的には乗鞍岳方面の展望がとても気に入った。いつまでも見ていたい景色ではあるけれど、活火山は怖くて駄目である。浅間山に登った時も、怖くて早く帰りたくなり、まったく楽しめなかったのだ。

出来るだけ速やかに多くの撮影を済ませ、後で見返すことにして、すぐに下山を開始した。交通事故よりも遥かに低確率だと頭ではわかっていても、怖いものは怖いのである。

距離が短いため、下山は比較的早く、思ったよりも短時間でビジターセンターまで下れた。7.1km・4時間57分の素晴らしくも、ちょっと怖い散策だった。
動画「8分で御嶽山」
関連サイト
御嶽山ビジターセンター(やまテラス大滝):https://ontake-vc.jp/yama/
王滝村(村営バス):https://www.vill.otaki.nagano.jp/kurashi/basu_tanohara.html
火山登山者向けの情報提供ページ(気象庁):https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/index.html
まとめ
王滝ルートが思ったよりも短距離・短時間だったので、絶対に登らないだろうなと思っていた御嶽山に行ってしまいました。天気が良かったこともあって、本当に素晴らしい場所に思えましたが、それだけに、あの噴火のタイミングは本当に悪意があるとしか思えないですよね。
登っている最中の噴火はまず起こらないと思いますが、やはり活火山は怖いです。ヘルメットや防災関連用品を携行して、噴火が起こるかもしれないと思って登って下さい。
行ったことがある(行ってみたい)……と言う人は↓
