秋の霧ヶ峰「八島ビジターセンターから八島ヶ原湿原・物見岩・蝶々深山・車山を散策♪」

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霧ヶ峰とは?

 霧ヶ峰(きりがみね)は、長野県茅野市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町に跨がる、標高1,925m「最高峰:車山(くるまやま)」の火山。車山、殿城山、蝶々深山、南の耳、北の耳、大笹峰、男女倉山、鷲ヶ峰などの総称。日本百名山、信州百名山の一つ。山と言うよりも丘ですが、さわやかな草原と湿原を散策できる素晴らしい場所だと思います。

駐車場・アクセス

駐車場:八島湿原駐車場を利用。シーズン中の土日祝日は非常に混雑するため、ビーナスライン上の他の駐車場も検討しておいた方が良いです。

アクセス:マイカーでのアクセスは、Googleマップ大先生に聞いて下さい。公共交通機関をご利用の場合には、JR上諏訪駅から、アルピコ交通のバス(霧ヶ峰線・八島湿原線)を利用するのが一般的かなと思います。

アルピコ交通:https://www.alpico.co.jp/traffic/
八島ビジターセンター:https://shimosuwaonsen.jp/yashima/
霧ヶ峰自然保護センター(散策路情報):https://www.kirigamine-vc.jp/

今回のコース

八島湿原駐車場 標高1,647m(駐車場・売店・トイレ)
↓20分
奥霧小屋跡 標高1,642m(トイレ)
↓40分
物見岩 標高1,781m
↓25分
蝶々深山 標高1,836m
↓25分
車山乗越 標高1,817m
↓20分
車山 標高1,924m(リフト山頂駅)
↓30分
車山肩 標高1,801m(駐車場・売店・トイレ)
↓20分
沢渡 標高1,651m
↓15分
諏訪神社奥社 標高1,614m
↓ 35分
八島湿原駐車場 標高1,647m(駐車場・売店・トイレ)

標準コースタイム 3時間45分 距離:10.6km
(ロガー測定値:3時間50分・11.1km)

撮影:2024年10月上旬

初秋の霧ヶ峰を散策♪

 2024年10月上旬、霧ヶ峰でも散策しようかなと思いつつ、ビーナスラインを走っていた。本当は焼岳に行きたいと思ったのだけど、噴火が怖かったのと、出発時間が遅かったのだ。


「八島湿原駐車場」

 観光地なので道路はとても良く、気持ち良く車を走らせ、午前7時頃に八島湿原駐車場に到着。ちなみに、湿原の名前は八島ヶ原湿原なんだけど、駐車場は八島湿原駐車場となっている。


「天然記念物なんだそうです」

 湿原と草原を散策するコースのため、装備はペットボトル一本と適当なお菓子、防寒を兼ねてレインウェアがあれば十分だと思う。今回は荷物整理が面倒くさかったので、普通の装備を詰め込んだザックを背負って、7時20分に駐車場を出発した。


「八島ヶ原湿原」

 八島ヶ原湿原の植物は珍しいものもあるらしいんだけど、ここの湿原は近くまで寄れないため、風景を眺めることしかできない。したがって、思ったよりも面白くないかもしれない。


「物見石方面へ」

 湿原の外周に整備された木道をテクテクと歩いて行くと、奥霧小屋跡と呼ばれる場所に着く。ここにはバイオトイレが設置されていた。御射山・沢渡方面と物見石・車山湿原の分岐になっているため、予定尾通り、物見岩方面に進む。

 なお、道標には物見石と書かれているが、現物の本体には物見と書かれている。どちらが正しいのかはわからないが、当ブログでは物見岩と記すことにした。


「物見岩方面の登山道」

 物見岩方面は道が狭くなり、笹が少し煩い区間がある。野生動物が増えているため、マダニの付着に注意したほうが良いかもしれない。時々、チェックしながら先に進んだ。


「見晴の良い登山道」

 10分程度登ると見晴らしが良くなる。草紅葉には少しだけ早かったものの、秋の散策は気持ちが良い。石に躓いて転ばない限り危険は無いため、安心安全なコースと言っても良いと思う。


「物見岩」

 ゆっくりと登って行くと、やがて物見岩に到着。八島ビジターセンターの駐車場から1時間弱だった。物見岩と言うだけあって、その展望は素晴らしい。


「美ヶ原方面」

 少し休憩したら、近所の蝶々深山を目指す。物見岩から先は道が良くなって歩きやすい。秋の高原を楽しみながら、のんびりと歩いた。


「蝶々深山に続く道」

 蝶々深山の山頂には、物見岩から25分位で到着。遮るものが無いため、こちらも展望は良い。車山の山頂が一番展望は良いと思うけど、暇だったら蝶々深山も回ってみると良いと思う。


「蝶々深山山頂」

 山頂のプレートは風で飛ばないのだろうか……と、いつも思うけど、わりと大丈夫みたい。もっと標高の高い山も大丈夫だし。立てかけなければ、意外と浮かないようだ。


「車山肩方面」

 少しだけ休憩を取り、展望を楽しんでから、車山方面に移動。車山湿原は草紅葉していて、少しだけ秋を感じられた。


「車山湿原と車山」

 車山乗越を過ぎると有名なスヌーピー岩がある。冬に見た時の方がスヌーピー感があったような気がするのは気のせいだろうか(周辺が白いから?)。


「スヌーピー岩」

 スヌーピー岩を過ぎたら、ゲレンデの脇を通り、階段を登って車山山頂へ。この階段が意外と大変だったけど、何とか登り切って山頂に到着。なお、断固として歩きたくないと言う人は、車山高原SKYPARK RESORTの車山展望リフトを使って登ることも出来る。

車山高原SKYPARK RESORT:https://summer.kurumayama-skypark.com/

「白樺湖と蓼科山」

 車山の山頂には、車山気象レーダー観測所が建っている。老朽化によって廃止された富士山レーダーの代替として、1999年から運用されているらしい。


「車山の気象観測所」

 また、山頂には車山神社もあり、周囲には4本の御柱が立っている。御柱と言うと、あの危険なお祭りを連想するけど、ココの御柱は300m下の中腹から引き上げるものらしい。


「車山神社」

 登山の安全を祈願したら、車山肩方面に下る。冬に来た時は、完全に踏み固められた平坦な雪道だったけど、無雪期は石がゴロゴロしていて、思ったよりも歩きにくい。


「富士山方面」

 転ばないように慎重に下って行くと、15分位で車山肩の駐車場が見えてきた。この駐車場も土日祝日は大混雑だと思う。なお、2~3時間の駐車はご遠慮下さいと書いてあったため、短い散策以外の駐車は止めておいたほうが良さそうだ。


「車山肩」

 車山肩から沢渡・八島ヶ原湿原方面に下る。こちらも石が多い登山道で少し歩きにくい。冬に来た時はココを登ったのだけど、踏み抜き地獄で凄い時間が掛かって大変だった……。


「意外と歩きにくい」

 湿原まで下り、分岐を駐車場方面に進むと、旧御射山神社入口とあった。登山地図上だと諏訪神社奥社なんだけど……。どちらが正しいのかは不明だ。


「旧御射山神社?」

 あとは木道を歩いて駐車場まで戻るだけ。朝の時点では、ほとんど人が居なかったものの、帰りはそれなりに人が居た。駐車場も満車に近かったため、思ったよりも人気があるスポットなのかもしれないな~と思いつつ、撤退したのだった。11km・3時間50分のゆるい散策だった。

動画「準備中……」

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関連サイト

アルピコ交通:https://www.alpico.co.jp/traffic/
八島ビジターセンター:https://shimosuwaonsen.jp/yashima/
霧ヶ峰自然保護センター(散策路情報):https://www.kirigamine-vc.jp/
車山高原SKYPARK RESORT:https://summer.kurumayama-skypark.com/

まとめ

 高原を散策する気持ちの良いコースですね。特に危険な場所は無く、気軽に散策を楽しめます。たまには、こんなコースも良いと思いますよ。

 2024年の春に火事になったみたいですが、痕跡は見当たりませんでした。夏に草が伸びて、わからなくなったんでしょうね~。

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